夏休みが終わって2回目の北辰テストとなります。徐々に出題範囲が増えていきますので、新しく範囲となる単元の学習も欠かせません。
国語(平均49.9点)
国語にしては珍しく平均点がわずかではありますが、50点を下回りました。漢字の書き取りや、慣用句、文法の問題で正答率が低い傾向がみられます。当然、文章読解の配点が一番高いですから、文章問題に多くあたることが必要です。あまり時間を割きすぎると非効率ですので、出題頻度が高いものだけでも対策しておくと良いでしょう。
数学(平均50.9点)
こちらは珍しく平均点が50点を超えています。小問11を除く大問1の問題が正答率が50%を超えています。とれるべき問題を確実にとるという努力を受験生の皆さんがしている証左でしょう。北辰でも本番の県公立入試においても、まず大問1を確実にとる努力をしていただいたきと思います。
英語(平均53.8点)
リスニング問題の正答率が総じて高くなっています。当然ですが読解の問題よりも易しい英文が放送されます。過去問で慣れておく必要がありますし、過去問を取り組んでみて、全然わからないという場合は、易しいもので構いませんので、高校入試用のリスニングのテキストを1冊やっておくとよいでしょう。
理科(平均50.6点)
全体的に正答率の高い問題が多くみられます。大問1の小問集合はもちろん、大問2以降でも正答率が高い問題が多くみられます。理科は出題の形式が決まっている場合が多く、対策の効果が比較的表れやすい教科です。基本的な用語の暗記をすませたら、どんどん問題にあたっていきたいですね。
社会(平均40.0点)
今回、一番平均点が低く難易度が高い出題であったといえます。出題範囲が次第に広くなっていきますので、難しくなったのかもしれません。公民の出題も徐々に増えてきます。苦手とする受験生が多いですので、細かいところもきちんと覚えてから試験に臨みたいですね。
全体として平均点が高止まりしている印象を受けます。度数分布表を見ても、昨年の新傾向問題導入時と比べるとバランスがよくなってきました。受験勉強をあまりしていない受験生たちには辛くなってきたかもしれません。今からでも遅くはありません。できることから始めていってみてはどうでしょうか。