夏休みが終わって、最初の北辰テストです。全ての教科で平均点が50点前後となり、新傾向問題への対策をみなさんが頑張った成果だと感じられます。引き続き入試に向けて学習を進めていっていただきたいと思います。
国語(平均50.9点)
県公立を意識したオーソドックスな問題となっています。説明文、文学文ともに中学生が読みやすい文章が出題されたという印象を持っています。時間配分が難しいので、まず確実に得点できる作文を書いてしまってから、その他の問題に取り組むことを勧めています。
数学(平均48.0点)
平均点がかなり上がってきた印象を持ちます。証明など難しい問題ができないことを気にして対策をする方が多くいらっしゃいますが、難しい問題ができないことよりも易しい問題が得点できないほうが問題です。基本的な問題が全て得点できるようになることが重要ですし、その対策をみなさんが行った結果、平均点が上がってきているのだと考えます。
英語(平均52.8点)
ほとんどの受験生は、学校で教科書を読んで、塾で文法を習うのが精一杯だと感じています。それだけで、北辰や入試問題に対応するのは大変です。いきなり問題にあたるのが難しい受験生は、易しい文章を読む練習などから入っていくことが重要です。
理科(平均50.8点)
県公立入試の出題傾向に沿った出題になっています。既習範囲は実際の入試問題を演習して臨みたいです。理科の場合、出題される実験などは決まっていますので、きちんと練習をすれば対処できるはずです。実際の入試問題を単元別に編集したテキストなどで対策するのがよいでしょう。
社会(平均50.6点)
単なる知識の暗記だけでは解けない出題になっています。知識の暗記は必須ですが、様々な問題にあたっておくことが重要です。同じ暗記教科の理科と異なり、出題のパターンが読みにくいですから、多くの問題をこなし思考力を養っておく必要があるでしょう。
新傾向問題が定着し、平均点が上昇傾向にあります。基本をきちんと押さえた上で、入試に向けた準備をきちんと進めていかなくてはなりません。難しい問題が出題されることに焦らず、基礎学習を大事に、そして応用に向けた取り組みもきっちり行っていきましょう。