北辰テスト(2015年11月実施)総評
国語(平均57.8点)
前回平均点が低く驚きましたが、今回は易化したようです。時間に対して問題が多いことはいつも指摘していますが、過去問等きちんと対策をして、そろそろ最後まで解けるようになりたいところです。漢字などは、3年間全てを学習することは難しいですから、入試に頻出のものだけでも対策しておくと良いでしょう。
数学(平均52.9点)
本番では平均点が40点代であることが多い数学ですが50点強の平均点で安定しています。最後の証明が空欄だと気にする保護者の方が多いのですが、大問1の計算ができていない子も大変多いです。特に乗法公式を覚えられず、因数分解や二次方程式を解くことのできない受験生も多く見受けられます。証明は得点することが難しい問題です。まずは練習をすれば確実に得点できる問題を確実にしなくてはいけません。
英語(平均53.0点)
新傾向問題導入後、一番得点をしにくくなったのが英語ではないかと個人的には考えています。正答率が高いのはリスニングです。リスニングが苦手な受験生はリスニング対策を行ったほうが良いかもしれません。易しめの長文のテキストも書店で購入できますので、会話文や長文の問題に慣れておく必要もあるでしょう。
理科(平均49.8点)
理科と社会の平均点が低めです。勉強が後回しになっているか、私立で3教科しかそもそも勉強していない受験生がいることが原因かと思います。逆に言えば、ここでがんばれば高い偏差値を期待できます。教科書に登場する実験以外の出題はありません。基本的な知識をおさえた後に過去問を繰り返せば、きちんと得点できるはずです。
社会(平均44.0点)
記述問題をハナから諦めてしまっている受験生を多く見受けます。自分なりに何かを書いてみることから始めてみてはどうでしょうか。理科と違い、似たような問題の出題があまりないかもしれませんが、基本的な知識をおさえた後に多くの問題にあたることで得点を増やすことができるはずです。